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新会員サービス「オンラインサロン」 大好評開催中! | 2024年8月
ピンチはチャンス!
周囲に助けを求めつつ、じっくり考え乗り越えよう
本協会の栄養経営士・栄養経営サポーターのみが無料で参加できる「オンラインサロン」。第37回は8月27日(火)18:30より行われました。協会からは宮澤靖代表理事、吉田貞夫副代表理事、田中智美理事、山下茂子理事が出席し、参加者からの質問に対しみんなで意見を出し合いました
まずはあせらず冷静に分析を、でも本当にピンチのときは周囲に伝えることも大切
この日、回答いただいた最後の質問は「ピンチの乗り越え方を教えてください」というもの。現在ピンチです、とあるものの具体的な状況が一切書かれていなかったので質問者のピンチがどんなものかはわかりませんが、理事の先生方ならどうするかをうかがってみました。
最初に回答した山下理事は「とにかくあせらないこと。その場で答える必要がなければ、すぐに行動を起こさず、自分ができることかできないことかを考える。できることなら、どこかに出口や糸口がないかを考える。また、自分がいなくなったらこの問題はどうなる?というふうに、視点を変えて考えてみる。そして、絶対にできないと思ったら置いておく。あと、普段から周囲に相談できる人をつくっておくこと。ピンチをチャンスにすることは人の成長につながる。どうぞがんばって」と、まずは落ち着いて考えるようアドバイスしました。
吉田副代表理事は「じつは私も毎日ピンチです」と話し場をなごませつつ、医師の立場から「本当にピンチな人はいる。でも、そういう人ほど言えなくて、がんばっちゃう。質問者さんも、いまは耐えられるけど限界が来たらどうなるか。ピンチのときは、ピンチだと大声で言った方がいい。言えば配慮してくれる人もいる。そのときには何がつらいかも具体的に言った方がいい」と声に出して助けを求める重要性を伝えました。
宮澤代表理事は「まずは冷静になること。冷静になったら、状況を分析して何が問題か、優先順位はどうなるかを考える。それから解決策を検討して、メリットデメリットも考慮しつつ、計画を立てる。計画が立てられれば、あとは敏速に行動するだけ。ただ、あまり思いつめないよう、柔軟性を持って欲しい。そしてピンチを乗り越えたあとは、経験を振り返って何を学べたかを考えることも重要。そうすれば、次は同様のピンチに陥らなくて済む」と解決のためのステップと、今後につなげるための考え方を説明しました。
ピンチのときはあせりや不安から、ついつい視野が狭くなり、同じ思考に陥りがちになります。信用できる人に相談したり、気分転換をしたりなどして落ち着いて考えられる状況をつくり、そこから改めて考えてみるのも良いかもしれません。
「オンラインサロン」は今後も月に1回のペースで実施する予定です。全国の栄養経営士や理事の先生方と直接交流できる、会員ならではの貴重な機会ですので、ぜひ奮ってご参加ください。
8月27日(火)のオンラインサロンの話題
・老健の栄養部門から、急性期病院も兼務の部門長に。どう業務改善すれば?
・栄養補助食品を使用する際のルールはある?
・能力が低いベテラン部下への対応方法は?
・養情報連携料は算定してる?
・災害対策にはどんなマニュアルが必要で、どのように周知させるべき?
・ピンチの乗り越え方を教えて
・リハ・口腔・栄養連携加算の計画書はどう書けばいい?