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2024年「栄養経営士」基礎講習 福岡会場開催 | 2024年7月
マネジメント能力を身につけ
栄養経営の第一歩を踏み出そう
日本栄養経営実践協会主催の「栄養経営士」資格認定基礎講習(以下、基礎講習)福岡会場が7月21日(日)に行われた。会場では宮澤靖代表理事が講師として登壇、会場とオンラインで参加している受講者たちに、これからの管理栄養士のあり方と栄養経営の考え方について講義を行った。
管理栄養士が病棟に出る理由を知ろう
基礎講習は「栄養経営士」資格認定試験の受験要件であり、本協会の宮澤代表理事が直接、受講者に「栄養経営という考え方」を伝え、これからの管理栄養士は何を考えてどう動くべきかを話す場である。
冒頭に宮澤代表理事は「なぜ管理栄養士が病棟に行かなくてはならないのか」と受講者に問いかけ、その理由として「チーム医療の効果」「ビジネスモデルの変化」「医療経済的効果」の3つを紹介した。
次に、事前課題にもなっていた「自分が勤める栄養部門の現状分析」を受講者と一緒に行った。急性期、ケアミックス、特養とそれぞれ特性が違う職場の受講者から話を聞き、その施設ならでは悩みや課題と、その解決法をヒアリングしながら探っていった。
普段交流のない他施設の状況や悩みを知ることはとても貴重な経験である。きっと参加者のこれからのキャリアに役に立つだろう。
課題の解決方法を栄養経営の視点で考える
午後からは宮澤代表理事が勤務する東京医科大学病院の具体例を挙げつつ、管理栄養士が病棟に出る必要性を再度説明した。
その後は栄養部門運営において重要な業務マネジメントやスタッフ育成について解説。また、治癒成績を上げるには基礎医学の習得が必要だと説き、勉強会の有用性を訴えて、基礎講習は終了した。
給食経営の問題や病棟常駐等、仕事は増えるが人員が増えないというジレンマで、疲弊する栄養部門は多い。ぜひ栄養経営の視点を身につけ、部門改革に取り組んでいただきたい。
★今年度は11月の東京会場が最後になります。会員は特別価格で参加可能ですので、ぜひご参加ください!
★「栄養経営士」資格認定基礎講習の詳細とお申込みは こちらから!
参加者の声~基礎講習修了レポートから~
「講義を聞きながら、宮澤先生も最初からうまくできていたというよりは、常に栄養部門の課題を見つけて取り組まれてこられたのだと心打たれました。今後は私自身も自部署の課題に対してさまざまな角度から考え、人手不足や必要な業務に対して選択と集中といった面から積極的に向き合い、課題解決に向けてどうしていくかを自部署のスタッフと一緒に考え、進めていきたいと思います」(病院勤務・会場)
「定年まで7年を切り、最後に何をしていけばよいかと考えて受講しました。講義を聞いて、今まで自分がやってきたことが間違っていなかったことや、見失っていたこと、考えても見なかったことなど、本当に多くの気づきがあり、感謝しかありません。とくに「私が部下に対して心がけている10か条」には、なぜか涙があふれてしまいました。まず試験にトライし、私の次の世代がやりがいのある、誇れる本来の管理栄養業務ができる環境をつくっていきたいと改めて感じさせていただきました。ありがとうございました」(病院勤務・会場)
「今後の栄養科をどのように考えていくべきかを考える機会となった。10年後にも現在の病院で働き続けたいと皆が思えるような栄養科にしたい。今まで栄養科のビジョンが明確ではなかったため、目標やゴールをどこに設定すれば良いか分からなかった。本講習を受けたことで、ビジョン策定の重要性がわかったので考えていきたいと思う」(病院勤務・WEB)
「宮澤先生のお話を聞き、自分たちの職場に何が足りないのか、何が必要なのかを具体的に考えることができました。この基礎講習は栄養経営士のためのものでしたが、私は自分の部署のスタッフ全員に受講してもらいたい内容だと感じました。ぜひ他のスタッフも受講させたいと思います。「できない」と思っているだけでは何も変わりません。変わるために、どうすれば良いかを考え、行動していきたいと思います。たくさんの気づきをありがとうございました」(病院勤務・WEB)