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2024年「栄養経営士」基礎講習 開幕 | 2024年5月

病棟常駐に向けた業務の「選択と集中」で
新しい栄養部門の道を切り拓こう

日本栄養経営実践協会が主催する、2024年の「栄養経営士」資格認定基礎講習(以下、基礎講習)が5月19日(日)の大阪会場からはじまった。今年は大阪・福岡・東京の各会場+WEB受講のハイブリッドで開催する。会場では宮澤靖代表理事が講師として登壇、栄養経営・マネジメントについて直接参加者に講義を行う。


「栄養経営士」基礎講習は、宮澤代表理事が直接、受講生に「栄養経営という考え方、部門マネジメントの手法」を教えるもので、資格認定試験の受験要件のひとつである。2024年初の基礎講習となる5月19日の大阪会場では、会場4人(欠席2)、WEB受講15人の合計19人が参加した。

午前中に行われた「自施設の栄養部門の現状分析」の発表では、募集しても人が入らない、業務量に対して管理栄養士の人員が足りないが定員を増やしてもらえないといった悩み・課題が参加者からあがった。課題の原因やそれに対する解決策を自分たちの力で考えたあと、宮澤代表理事からは現在の栄養部門を取り巻く環境と、今後の給食業務のあり方についての講義が行われた。

午後は、管理栄養士の病棟常駐に向けて何をすべきか、また、そのために必要となる業務改善のステップや部門改革のアプローチ法について、実際に宮澤代表理事が勤める東京医科大学病院での事例を紹介しつつ、詳しく説明がなされた。

後半では新たに加えられた「やりたいことリスト」の実習が行われたほか、基礎医学に関する知識の必要性を説き、そのための「インプット・アウトプットの場を設ける=部署での勉強会の開催」の有用性ついて言及し、宮澤代表理事の講義は終了した。

令和6年度診療報酬改定ではリハ・栄養・口腔の体制加算をはじめ栄養に関する項目が多数評価されており、管理栄養士に多大な期待と責任がかかっている。それに応えるべく「栄養経営士」となって、既存業務の取捨選択と行うべき業務へのマンパワーの集中を行い、栄養部門の運営に力を発揮していただくことを願っている。


★「栄養経営士」資格認定基礎講習の詳細とお申込みは こちらから!

参加者の声~基礎講習修了レポートから~

「本日のお話を聞いて、給食と臨床の両方をやっていくことが大変に難しく、給食に時間を使っている分、臨床への介入が減り、情報共有も減ってしまうことに納得がいきました。選択をする時期出ると理解し、特にやりたいことの3点に集中し、今年1年で達成するようチームで取り組んでいきたいと思います」(病院勤務・会場)

「所属長になって1年程経ちますが、栄養科の課題がたくさんありすぎて、なりたいビジョンは持っていても何から手を付けてよいのかわからずにいました。部下を信頼することができず、仕事の振り方もわかりませんでしたが、勇気を出して部下を信頼し、部下から信頼される上司になって栄養科を変えていきたいと思います」(病院勤務・会場)

「重点項目を見極め、スタッフに周知にすること。リーダーとしてビジョンを持ち、ブレないこと。やらなくていいことの整理の仕方、とても勉強になりました。部下に対して心がけている10 箇条、参考にしてみます。教育計画が細かく設定されていたので、当院でも具体的な目標計画を立てて評価していこうと思いました」(病院勤務・WEB)

「今後、管理栄養士が他の職種から必要とされ、また他職種と同じ視線を持ち患者様と関わるためには、医療の知識を積極的に学び、他部署に発信、アピールしていく力が不可欠であると感じました。管理栄養士間でも情報共有をしていき、管理栄養士の立場から、患者様に効率的・効果的に医療を提供できるように日々努力していきます」(病院勤務・WEB)