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第8回「全国栄養経営士のつどい」
栄養経営士による実践報告・発表者からのメッセージ
●報告テーマ
給食受託会社における栄養士育成~栄養管理の質向上のために~
株式会社日本栄養給食協会 栄養部
小林 祐貴さん
給食受託会社での栄養士育成について発表する機会をいただき、ありがとうございました。今回の「栄養経営士のつどい」を通し、今後の育成や給食管理の在り方を考え直すきっかけになりました。
弊社の栄養士育成は模索している段階のため、課題が目立つ発表内容でした。
栄養管理と給食管理の格差が生じていますが、切り離すことは出来ません。給食管理が土台となり、栄養管理の質を向上させるため、給食受託会社も進化しなければならないと改めて感じました。「栄養管理を支える給食管理の実現」を目標に掲げ、同じ思いを持った管理栄養士・栄養士を給食受託会社に多く育成したいと思います。
いつかまた実践報告ができるよう、気づきを大切に日々精進してまいります。
●報告テーマ
令和6年能登半島地震による被災者(要介護者)の受け入れについて
医療法人社団KaNaDe
荒川 和世さん
令和6年能登半島地震により、小さい施設ではありますが福祉避難所として被災者の受け入れ状況をお知らせしたく発表の機会を頂きました。
同じ県ですが、当法人の所在する金沢市では地震の被害も少なく、業務に就いていることから現地での支援ができずもどかしい思いもありました。
行政より定員増での受け入れ要請もあり、当法人の特徴として医療依存度の高い被災者を受け入れることとしました。被害状況を含めての報告は伝えたいことがあり過ぎて時間超過となりましたが、発表を終えて皆さんから被害状況がわかったとの声を頂きました。今後もまだ続く状況に一人でも多くの方の一助となれるよう努めていきたいと思います。
●報告テーマ
食食事提供方式変更への取り組み
社会福祉法人熊本菊寿会 特別養護老人ホームさわらび 栄養科 主任
井原 香織さん
このたびは貴重な機会をいただきまして、ありがとうございました。
栄養経営士として、胸を張ってお伝えできる様な活動ができているのか、不安ではありましたが、とくに働き手の少なくなっている地方部では、人材の確保が非常に厳しいという実状が少しでも伝われば、という思いで挑ませていただきました。
食事は生きていく上で欠かせないものであり、これをアピールの一つとして掲げている事業所も多いと思います。かつ、ぬくもりを感じる手作り食に勝るものはありません。ですが、このサービスを続けることが難しいのであれば、完調品を一つの手段として利用し、働きやすい環境に整え、人材を確保しやすい条件をつくることも可能かと思います。今ある資材を最大限に活用し、足りない部分を何で補うか、試行錯誤しながら進めていきたいと思います。
●報告テーマ
食事オーダーに関する食事プロトコール導入~タスクシフト・タスクシェアへの貢献~
医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 栄養部 主任
須藤 瑠衣さん
今回は発表の機会を与えていただき、関係者の皆様に感謝申し上げます。
食事プロトコールについてのデータ収集を通して、多職種の考えや管理栄養士に期待していることも含めて確認することが出来ました。多職種協働による強みを生かし、これからも患者さんにとってより良い栄養療法につながる取り組みを実施していけるよう努めて参ります。
また、「つどい」への参加を通じ、在宅医療や災害においての自治体との連携、病院経営についても学びを深めることができました。さらに、栄養経営士の方々と情報交換ができたことがとても嬉しくそれが私のエネルギー源となりました。
マネジメント力を磨いてまた「つどい」に参加したいです。ありがとうございました。