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謹賀新年 代表理事ご挨拶 | 2024年1月
栄養経営士として次の一手を考え
先を読み準備をする一年にしよう
一般社団法人日本栄養経営実践協会は、2024年5月で10周年を迎えます。栄養経営士正会員は579人、栄養経営サポーターは27人になりました(2024年1月10 日現在)。宮澤靖代表理事より、新年のご挨拶を申し上げます。
有事に慌てないために 日頃からの備えが肝心
今年は新年のごあいさつの前に、まずは令和6年能登半島地震でお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げたいと思います。元日から大きな震災があり、いまだに多くの方々が不自由な生活を余儀なくされているという状況に、大変心を痛めております。
また、その翌日には大きな航空機事故がありました。海上保安庁の方々の尊い命が失われてしまったのは大変残念ではありますが、一方で乗務員をはじめとする空港スタッフのオペレーションと乗客の協力により、旅客機の犠牲者が出なかったことは、非常にすばらしいことだったと思います。
年始に起きたこの2つの大きな災害により、「日頃からどうやって備えをしておくか」ということを考えさせられました。「備え」というと、私たちは非常食や備蓄食のことを連想しますが、それだけではありません。視野を広げれば、診療報酬改定を見据えた準備も「備え」と言えるのではないでしょうか。
大規模災害や診療報酬改定など、いつもと違う何かがあったとき、その初動で迷ったり混乱したりしないために、日頃から準備をし、有事のオペレーションについてシミュレーションをしておく。こうした「備えの大切さ」を、この2つの大きな事件で私たちは学んだのではないかと思います。
そして、災害の復興時には経済的な問題が出てきます。医療・福祉従事者として、被災者や地域にどう還元していくか。そのときに、「栄養経営」という理念が試されるのではないでしょうか。会員の皆さんには、今年は「備え、準備」をキーワードに、これらを意識した一年を過ごしていただきたいと思います。
次の10年に向け新しいスタートを切る年に
新しい年を迎え、本協会は皆さまのご指導・ご鞭撻により、今年5月で設立10周年を迎える運びとなりました。厚く御礼申し上げます。
昨年は協会の目標として支部の強化を掲げましたが、今年はそれに加えて、10周年をみんなでお祝いできるような、次の10年に向けて新たなスタートを切れるような、そんな新企画を考えたいと思っております。
また、昨年より医療経営士・介護福祉経営士とのコラボ企画もはじまり、3月に東京で開催する「全国栄養経営士のつどい」では、医療経営士を招いた座談会を予定しております。他の経営士が栄養経営士に対してどんな期待をしているのか、ぜひ「つどい」に参加し確認してください。
加えて、今年は他学会とのコラボも予定しております。対外的な活動を増やし、より多くの方に「栄養経営士・栄養経営サポーター」の存在と価値を認知していただき、一人でも多くの栄養経営士が現場で活躍できるよう、協会として尽力していく所存です。
本年が栄養経営士にとってさらなる飛躍の年になることを祈念いたしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。