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新会員サービス「オンラインサロン」 大好評開催中! | 2023年1月

メニューの集約や患者の情報収集、廃棄量の削減で
給食のコスト減を!

本協会の栄養経営士・栄養経営サポーターのみが無料で参加できる「オンラインサロン」。第23回は12月19日(月)18:30より行われました。協会からは宮澤靖代表理事、吉田貞夫理事、山下茂子理事、西岡心大理事、田中智美理事が出席し、参加者からの質問に対しみんなで意見を出し合いました。

オンラインサロン

食材費が高騰するなか、管理栄養士にできることは?

2022年の最終日となるサロンでは、最後に「食材費について、食品の見直しや使用量の適正化、ロス削減など当たり前のことはやっているけど、何か工夫があれば教えて欲しい」という相談がありました。

最初に田中理事からは「当院では委託企業さんがコスト管理含めがんばってくれていて、これ以上は下げられないと理解している。2015年に入院時食事療養費が460円に上がったとき指針にあった食材費は260円で、質を保つためにもそれ以下にはできない。メニューを集約し、患者を診て不要な栄養剤や食事を減らすことで、コストダウンを図っている」と回答がありました。

西岡理事からは「給食は予算を下げると患者の満足度が下がる。果物を減らして別のデザートにしたり、カレーや麺類を増やしたりして対応している。また、院長の指示でSDGsに向けた取り組みもはじめ、野菜を皮ごと調理したり、出汁に使ったりと無駄にしない工夫をはじめている」との話がありました。

宮澤代表理事は「食事提供の場面ではみんなよく工夫していると思う。ただ、食事の廃棄費用についても把握しているかどうか。とくに1kgあたりの処理単価が高い都市部では、量が多いと結構な金額になる。残食を減らすことはトータルコストの削減になる点にも着目して欲しい」と語りました。また「残食調査でのワースト10のメニューをピックアップして変更すれば、残食は減らせるはず。食事提供だけでなく廃棄にも取り組んでいかなくては」と訴え、広い視野でコスト管理を行う重要性を説きました。

直面する厳しい状況を栄養経営士同士のネットワークで解決しよう

この2月からは加工食品や調味料なども値上げが予定されており、さらに厳しい状況に直面することになります。会員のなかで「うちではこんな工夫をしています」「こんなやり方もあるよ!」という事例があれば、ぜひ事務局までお知らせください。取材させていただき、紙面や協会サイトで紹介できればと思います。

「オンラインサロン」は今後も月に1回のペースで実施する予定です。全国の栄養経営士や理事の先生方と直接交流できる、会員ならではの貴重な機会ですので、ぜひ奮ってご参加ください。

★次回以降のスケジュール&参加申込はコチラから★

12月19日(水)のオンラインサロンの話題

・電子カルテや給食管理用のソフトはどこのメーカーのものを使ってる?

・入院栄養管理体制加算について、特定機能病院での業務の流れや入院期間の変化、栄養教育などの状況が知りたい

・厨房機器が古くなり壊れる前に買い替えたいと提案しても進まない。どうすればいい?

・食材費の値上がり、できることはやっているけれど超過分についてもっと工夫をしろと言われ…みんなはどんな工夫をしてる? ほか