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全国7番目の支部が北陸に開設! | 2022年12月

北陸の地に栄養経営の根を広げ
未来を創る栄養の花を咲かせよう

11月12日(土)、日本栄養経営実践協会北陸支部設立総会および第1回理事会が開催され、全国7番目の支部として北陸支部が正式に発足した。北陸における栄養経営士の普及と活発な活動が期待される。

6名の役員が決定し北陸支部の活動を開始

いまだ続く新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、北陸支部設立総会・第1回理事会はZoomによるオンラインで開催された。冒頭で協会事務局による出席者紹介に続き、それぞれが自己紹介を行った。その後、役員を選出。協会事務局から支部長に石井要氏を推薦し、出席者は全員一致でこれを承認した。副支部長には田中弘美氏が推薦され、こちらも全員一致での承認となった。

役員一覧

支部長に就任した石井氏は「病院、施設、地域とのかけ橋になるよう、自分が支部長として、医師という立場でお役に立てればと思う。支部長として便利に使って欲しい」とあいさつした。

副支部長に就任した田中氏からは「チーム医療では栄養管理が評価され、食事面でも管理栄養士の専門性が必要とされている。今後は医療・介護との連携等で、経営に強い栄養士の養成は重要になる」との言葉があり、栄養経営の考えを北陸の地に広めることの必要性を、全員が改めて認識した。

続いて北陸支部会則案、北陸支部別則案が審議され、いずれも承認された。

管理栄養士を中心とした共同研究等の活動も

次の議案として出された令和4年度事業計画については、石井支部長から「すでに半年以上が過ぎているため、本格的な活動は来年度以降になるのではないか。まずは今年度中に次の総会を開き、5年度以降にはセミナーや、管理栄養士が行う多施設共同による研究なども協会の活動として考えたい」と話があった。

協会事務局からは「コロナ第8波もあり、会場開催が可能かは不明だが、できれば年度内に北陸支部設立セミナーを開催したい。石井支部長と相談し、状況を見ながら考えたい」との提案がなされた。

また、他支部の活動状況を説明された理事たちからは「支部で開催するセミナーには会員以外も参加できるのか」といった質問が飛び、今後の支部活動に向けての確認も行われた。

今後、北陸支部の会員拡充と支部活動の活性化を図り、栄養経営士の手で北陸地域の栄養の未来を創り上げていければと考えている。多数の会員の参画を期待している。


日本栄養経営実践協会北陸支部支部長 石井 要

石井先生

この度、日本栄養経営実践協会の支部として、北陸支部設立の運びとなり、支部長に就任させていただくこととなりました。北陸支部設立に際し、ご尽力いただきました宮澤靖代表理事をはじめ、関係各位の皆様には厚く御礼申し上げます。

わたくしは、これまでの外科医としての経験をもとに、チーム医療の実践には欠かせないメディカルスタッフへの栄養教育に尽力してきました。また、石川NST研究会の代表世話人として、当地の栄養管理の質の維持・向上を目指し、日々活動をしております。

日本の医療界はこれから超高齢社会を迎えるとともに、感染症の蔓延やそれに伴った医療の停滞およびそのツケが今後押し寄せて来ることが予想され、医療機関では困難な経営および医療の展開が強いられると思われます。医療において栄養管理がとても大切であり、それを担う管理栄養士の重要性が大きいことは言うまでもありません。一方で、管理栄養士もこれから迫り来る医療機関におけるさまざまな問題に、多様性を持ってこれまで以上に関わっていくことが求められています。具体的には、医療機関の経営のみならず、人材育成、持続可能な医療の提供、地域への質の高い栄養管理の普及、予防医学としての栄養管理など、たくさんの課題があるかと思います。こうした課題の解決のサポート役が当協会の一つの立ち位置と考えています。

こうした背景のなか、全国レベルでは各々の地域(特に地方)の現状に合った教育は困難であり、また栄養士同士の交流もこのようなご時世では難しく、こうした観点から北陸支部の設立に至っております。今後は、セミナーや集い、勉強会などの開催を予定しておりますので、北陸地域で一丸となって、栄養管理に取り組んでいきましょう! 何卒、支部の活動にご理解、ご協力をお願いいたします。