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2021年10月~2022年9月「栄養経営士」資格認定試験 34人が合格、累計合格者数は1,000人突破! | 2022年11月

チーム医療に栄養が必須となる時代
栄養経営士のマネジメント力を活かせ

一般社団法人日本栄養経営実践協会(代表理事:宮澤靖)による「栄養経営士」資格認定試験は2021年3月からIBT(Internet Based Test)方式に変わり、前回の報告(2021年10月号掲載)から1年が経過した。そこで、この間の受験者数と合格者数、およびこれまでの累計受験者数、合格者数等の結果詳細について報告する。

【結果概要】

受験申込者数57人のうち46人が受験し(受験率80・7%)、34人が合格。合格率は73.9% と、前回の92.0% からは大きく下がったものの、第1回試験からの累計平均75.2%とほぼ同レベルの結果となった。

また、累計受験申込者数は1420人、累計受験者数は1338人、そして累計合格者数は1006人となり、4桁の大台へと突入した。

過去試験累計

【年代別構成】

受験者数・合格者数ともに「30歳以上39歳以下」がもっとも多く、そのあとは「29歳以下」、「40歳以上49歳以下」と続いた。

年代別に見た合格率は「30歳以上39歳以下」(18人中14人合格)、「40歳以上49歳以下」(9人中7人合格)が同じ77.8%と並び、次に「50歳以上59歳以下」(4人中3人合格)が75.0%と続いた。

中堅・ベテラン勢の奮闘が光るが、今後は若手の管理栄養士たちの奮起にも期待したい。

年代別構成

【所属別構成】

受験者数・合格者数ともに「病医院」が最多で、次点が「介護福祉施設等」となっている。それ以外の所属先については、受験者数4人、合格者数2人であった。

「病医院」は受験者数全体に対する割合が78.3%だが、合格者数全体では82.4%と4ポイントアップとなった。対して「介護福祉施設等」では、受験者数全体への割合に比べ、残念ながら合格者数全体の割合が少し下がる結果となった。

所属別構成

現在「栄養経営士」の試験はIBT方式を採用し、申込から合格まで、すべてインターネットを使っての手続きとなる。ネット経由でのやりとりに苦手意識を持つ受験者がいるかもしれないが、こうした場面でIT機器を使いこなせることも、これからの栄養経営士には必要な能力だと協会では考えている。もし、IT機器を苦手とする人がいたら、これを機にぜひ苦手意識を克服して欲しい。

この先、管理栄養士が病棟常駐となり、多職種と協働し、より深く患者治療に関わっていくことになるに違いない。そのときを見据え、チーム医療の一員として大いに活躍する栄養経営士が一人でも多く生まれることを願っている。